数字は語る。
前回、お金に色をつけるための目の付け所についてお話ししました。
お金が何に使われていて、借り入れはどうやって返済するのか。さて、ここで気付きますね。その通りです。決算書です。これまでのお金の流れは決算書に表れているのです。
銀行員は決算書を穴の開くほどみます。そして、決算書の数字が語りかける言葉を聞きます。ジーッと眺めていると、どのようにして今に至ったのか、歴史や考え方を数字が教えてくれるのです。
ここで、色がついていないと、あれっ?と必ず引っかかります。そうなると、その原因を解明しないと先に進めません。融資どころではないのです。根掘り葉掘り聞かれることでしょう。
逆に言うと、色さえついていれば、良しにつけ悪しきにつけ、納得するのです。決算書は過去の話です。今更どうすることもできませんね。思い切って、ここで過去を清算してしまいましょう。それが未来への第一歩になるのです。
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